ノルバスクOD錠-医薬品の効果・副作用

水なしでも飲めるOD錠(口腔内崩壊錠)という形状の薬が発売されているノルバスク。通常のノルバスクとの違いや、OD錠であるメリットデメリットについての解説サイトです。

高血圧治療薬、ミカルディスの特徴を紹介!

健康診断などで自分の血圧が高すぎないかを気にしている方は、中高年の方に特に多いのではないでしょうか。私たちの血圧は、運動や寒さを感じることで高くなります。
しかしこれは一時的なもので、すぐに元の血圧まで戻りますが、安静状態での血圧が慢性的に正常値に比べて高くなってしまう状態を高血圧と呼びます。
高血圧状態が続くと身体にはどんな影響があるのでしょうか。常に高い圧がかかり続けると、血管は傷ついたり硬くなったりして、柔軟性を失ってしまいます。
ゴムホースに常に水道の蛇口を全開にして水を流し続けているイメージです。柔軟性を失った血管は、動脈硬化を起こしやすくなるため心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患を引き起こす原因になります。
高血圧によってリスクが高くなる脳卒中、心筋梗塞、狭心症など様々な疾患を防ぐために、血圧を下げる薬剤によって高血圧治療がされています。高血圧治療薬には沢山の作用機序を持った薬剤があります。
ミカルディスも抗高血圧症薬剤の1つで、アンジオテンシンII受容体拮抗薬という新しいタイプのものです。
アンジオテンシンIIが体内のアンジオテンシンII受容体に結合すると、血圧を上昇させるシグナルが伝達され、血圧が高くなります。
ミカルディスをはじめとしたアンジオテンシンII受容体拮抗薬はこのアンジオテンシンII受容体に結合することで、アンジオテンシンIIが受容体に結合するのを阻害します。
血圧を上げるシグナルを邪魔するという作用機序によって血圧を低下させることができます。
また、高血圧によって大きな負担を被る臓器として有名なのが心臓、腎臓です。アンジオテンシンII受容体拮抗薬などの薬剤の服用で血圧を下げることは臓器保護作用にもつながります。
更にミカルディスに特徴的なのは、1回の服用で24時間効果を継続させることができるという点です。薬の服用回数が少ないということは、患者さんにとっても医療従事者にとっても大きなメリットになります。
高血圧を緩和する作用に加え臓器保護作用も持つ優秀な薬剤ミカルディスですが、どの薬にもあるようにやはり副作用が存在します。
特に高血圧の薬など全身に作用する薬では、効果が強い反面副作用もそれだけで安くなってしまうという性質を持っています。
ミカルディスの副作用の1つとして挙げられるのが、低血圧です。一気に血圧が低下してしまうと、めまいや立ちくらみが出ることがあります。
そのため、この薬剤の服用中は高いところでの作業や車などの運転は避けるようにしなければなりません。特に飲み始めには低血圧の副作用が出やすくなるため注意が必要です。
また、高血圧の患者さんではミカルディスのほかにも血圧を下げる薬を飲んでいる場合があります。
利尿薬などと併用することで血圧低下作用が強く出すぎてしまう可能性があるため、必ず医師や薬剤師に相談して他の薬との併用を行ってください。
他の薬剤の併用で生じてしまうもう1つの副作用として、高カリウム血症が挙げられます。
月経困難症や免疫抑制薬、カリウム補給剤など高血圧には無関係の薬剤を服用してる人がアンジオテンシンII受容体拮抗薬を同時に服用すると、体内のカリウム濃度が高くなり高カリウム血症を発症する可能性があります。
また、鎮痛剤や抗炎症剤と併用すると、これらの薬剤の血中濃度が上がりすぎてしまうことがあり大変危険です。
どのような薬剤であっても、2以上のものを飲まなければいけない場合は必ず専門家に相談をするようにしてください。
一見無関係に見える薬剤でも、命にかかわる重篤な副作用を引き起こす可能性は否定できません。
ミカルディスの副作用について紹介しましたが、この薬剤の特徴として従来の高血圧治療薬に見られていた咳の副作用が出にくいというものがあります。
副作用と効果、体質を把握し、自分に合った治療薬を見つけていきましょう。